特許番号US 10,204,516 B2
出願人HATSUMEIYA CO, LTD(発明屋株式会社)
発明者Kenji Sato(佐藤謙治)
出願日2015年07月22日(PCT出願日)※優先権日:2014年07月23日(JP 2014-150003)
公開日2019年02月12日
国際特許分類 (IPC)G08G 1/09、G05D 1/02、B60W 30/06、B60W 30/095、B60W 50/14、B60R 21/00

従来の自動運転技術では、各車両が自車の走行中に取得したデータのみを用いて自動運転性能を学習・向上させてきた。そのため、経験のない状況(未走行ルートなど)では初期値の自動運転性能しか発揮できず、性能の向上速度や到達レベルが各車両の個別経験に依存するという限界があった。

本発明は、自車の経験だけでなく他車両の走行経験情報を共有・活用することで、各車両の自動運転能力を飛躍的に向上させるシステムを提供する。他車両(V2)が特定ルートを走行した際に取得した各種センサーデータや運転制御データを「経験情報」として蓄積し、自車(V1)がこれを受信して自動運転制御に利用する。経験情報の伝達手段は車車間直接通信、路側静止物経由、道路インフラ経由、クラウドシステム経由など複数の方式に対応する。これにより、自車が未経験のルートや状況においても、そのルートを経験済みの他車両と同等レベルの自動運転性能を実現できる。また、クラウド上で複数車両の経験情報を集約・最適化し、全車両へ配信する構成も含む。

計15請求項。主な独立項は、(1)他車両へ自車の経験情報を提供する提供ユニットを備える自動車、(2)車車間通信・路側物・道路・クラウド経由で他車両の経験情報を受信する受信ユニットと、それに基づき走行制御を行う制御ユニットを備える自動車、(3)複数車両の経験情報を受信・送信するサーバーを含むコンピューティングシステム。

1
自動車・モビリティ

未走行ルートでの自動運転性能の即時確保

新規ルートを走行する際、同ルートを経験済みの他車両の経験情報をクラウドから取得し、初回走行でも高精度な自動運転を実現する。

2
交通・物流・MaaS

ロボットタクシー・自動運転バスの早期展開

運行開始直後の車両でも他車両の蓄積経験を活用することで、個別学習期間を短縮し、安全な商用サービスを迅速に立ち上げられる。

3
ITサービス・スマートシティ

クラウド型経験情報プラットフォームの構築

複数メーカーや車両から収集した走行経験情報をサーバーで最適化・配信することで、フリート全体の自動運転品質を継続的に向上させる。

4
防災・公共インフラ

緊急・災害時ルートの自動運転支援

通常と異なる迂回路や被災地ルートを経験した車両の情報を即時共有し、後続車両が安全に自動運転で通行できる環境を提供する。

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