書誌情報
| 特許番号 | 特許第7746649号 |
|---|---|
| 公開番号 | 特開2024-97714 |
| 出願人 | 株式会社発明屋 |
| 発明者 | 佐藤 謙治 |
| 出願日 | 2023年01月06日 |
| 公開日 | 2024年07月19日 |
| 国際特許分類 (IPC) | H02S 50/00 |
技術背景
太陽光パネルは、日照がある限り発電する。そのため、家屋などに設置された太陽光パネルが津波や河川の反乱などにより水没した場合、晴天の日中は感電の危険性があるため、避難、救助、復旧作業、等が遅れてしまう可能性がある。
発明の概要
本発明は、水没した太陽光パネルの存在を、パネル自体を振動させることによって周囲に報知することを特徴とする。 最大の特徴は、パネル自身が出力する電力で動作する点にある 。太陽光が当たっている(=感電の危険がある)時にのみ機能し、夜間などの非発電時には動作しない。水没を検知する電極が短絡すると、振動発生源(スピーカーやバイブレーター)が作動し、音声メッセージによる警告や、水面への波紋発生を通じて、周囲に危険を知らせる。また、パネル間の通電を遮断する装置を組み合わせることで、システム全体の電圧を下げ、感電時の危険度を低減させる構成も含まれている。
主な特徴・ポイント
- 自己給電型報知システム: 外部電源やバッテリーを必要とせず、パネルの発電電力のみで自律動作する。 環境適応型の動作: 感電リスクのある「日中かつ水没時」のみ報知を行う合理的な設計。
- 多角的な報知態様: スピーカーによる音声警告(「感電!危険!」等)や、振動による視覚的報知(水面の波紋)。
- 高電圧リスクの低減: 水没検知時に直列接続を遮断し、出力をパネル単体レベルまで低下させる安全機構。
請求項の要点
水没した太陽光パネルの存在を固体振動により報知するための振動発生源を有し、パネルが出力する電力で動作することで、太陽光が当たっている時にのみ機能することを特徴とする太陽光パネルおよび水没報知装置。
活用事例
1
災害時の救助活動支援
水害現場での安全確保
家屋が水没した際、パネルが振動や音で危険を知らせるため、救助隊や避難者が感電箇所を即座に識別でき、安全かつ迅速な救助・避難が可能になる。
3
復旧作業の効率化
漂流・漂着パネルへの対策
「津波などで流され、どこにあるか分からないパネルが自ら存在を主張するため、慎重になりすぎることで生じる復旧作業の遅延を抑制する。
3
二次被害の防止
音声による明確な注意喚起
「感電の恐れがあります。近づかないでください」といった音声メッセージを流すことで、知識のない近隣住民やペットの二次被害を未然に防ぐ。
4
システムの安全機能強化
既設パネルへの後付け対応
水没報知装置を既存の太陽光パネルに出力端子部で装着することで、低コストに社会インフラの安全性を向上させることが可能 。